2012年08月01日

徒然読書記録(著者ナ行)

日本経済新聞社「もっと株に強くなる『日経』の読み方<新版>」
沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」




彼女がその名を知らない鳥たち/沼田まほかる

彼女がその名を知らない鳥たち

彼女がその名を知らない鳥たち


【感想】
日に何度も執拗に電話をかけてくる
六等身の小男で、口を開けたままチャッ、チャッと音をたてて食べ物を咀嚼し、飲みかけのコーヒーカップに吸い殻を捨て、水虫でめくれた足の皮をちびちび剥く
強い口臭、節操も分別もない
不潔で下品で卑屈で下劣で滑稽

そんな男と暮らす主人公
正確にいえば、男によって生かされている

働かず、家事もせず、美容院にも行かずにDVDを観るだけの日々

男に対して愛情はなく、
嫌いだ、何一つ与えてくれない
と嘆き、男を罵倒する女

どうしようもない男女の描写に、何度か本を読むのをやめそうになった

だが、物語が進むにつれて明かされていく主人公の過去
そして、少しずつ狂い始める歯車

主人公も、読者である私たちも知らない何かが起きた、もしくは起きているという感覚に、いつのまにか支配され、本を手放せなくなる

ラストに突き付けられる真実は、ただただ切ない

「これを恋と呼ぶなら、私はまだ恋を知らない」
という本書の寸評が脳裏をよぎる
寸評を書いた「私」だけではなく、大半の人が本当の恋を知らないに違いないと思わされる

「キタナイ」の反対は、「キレイ」
しかし、二つは表裏一体ですぐにでも取って変われる存在なのかもしれない、と感じる
そうであるならば、
「好き」の反対は、「無関心」
ではなく、「嫌い」であってほしい
と、祈りながら本書を読み終えた

【商品の説明】
八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。

内容(「MARC」データベースより)
十和子は淋しさから、飲み会で出会ったうだつの上がらない男・陣冶と関係を持ち、一緒に暮らし始める。ある日、昔の男から贈られたピアスを陣冶の部屋で発見した彼女は…。ダメな大人が繰り広げるピュアな純愛サスペンス。




2012年08月08日

もっと株に強くなる『日経』の読み方<新版>/日本経済新聞出版社

もっと株に強くなる『日経』の読み方

もっと株に強くなる『日経』の読み方


【感想】
投資家一年生の質問に、証券部長が答える一問一答の体裁

投機と投資はどう違うのか
ネット証券はどう使うべきなのか

などについて、分かりやすく解説されている


デイトレについての項で、
日本は個人金融資産に占める株式の比率が極めて低く、その多くは既存の証券会社が預かっていて、塩漬けになっている、と

そして、オンライン大手5社が預かるのは個人保有額の10%だそうな

この10%が、売ったり買ったりの高速回転

本書では、ユニクロの03年3000円だった株が、09年に10000円まで上昇したコトを例に、やはり長期投資を推奨

デイトレは、デイトレなりの儲け方があるのだろうけど、やっぱりゲーム要素も強いのかなー

単なる好奇心で、株の学校の無料セミナーに、昔参加した時に、情報収集するならオンライン大手の松井、と言っていた

オンラインは、手数料が魅力的だし、慣れた人は確かにオンラインのが良いんだろうな


本書の巻末の付録は、日経を読む時に便利かも

【商品の説明】
「ネット証券ならではの売買手法に興味があるのですが」「短期投資と長期投資、どっちが有利」
--対話形式で好評の「株に強くなる」シリーズ待望の新版化。
激変する市場を読み解く「投資術」をしっかり伝授。

内容(「BOOK」データベースより)
「証券部長」と「投資家1年生」の対話形式で、投資情報の読み方や企業の注目点をやさしく解説する、好評書の実践編。




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