2012年08月01日

徒然読書記録(著者タ行)

高野 てるみ「ココ・シャネル女を磨く言葉」
武田 双雲「書愉道―双雲流自由書入門」
谷村 志穂「みにくいあひる」
俵 万智「チョコレート革命」
土田 世紀「同じ月を見ている」
手塚 治虫「ブラック・ジャック」





ココ・シャネル女を磨く言葉/高野 てるみ

ココ・シャネル女を磨く言葉

ココ・シャネル女を磨く言葉


【感想】
「何ひとつ死にはしない。
砂粒ひとつだって。
だから、何ひとつ
失われるわけではないの。
わたし、こういう考え方が大好き。」

「愛の物語が幕を閉じたときは、
そっと爪先立って抜け出すこと。
相手の男の重荷になるべきではない。」

「香水はあなたがキスしてほしいところにつけなさい。」

「20歳の顔は自然から授かったもの。
30歳の顔は自分の生き様。
だけど50歳の顔には
あなたの価値がにじみ出る。」

著者のセミナーに参加するにあたり、手にとった本

これまで、シャネル製品を買ったことはない

自分にはまだ早いのでは
着こなせるだろうか
似合うだろうか

と、臆してしまい手に取れなかったからだ

シャネル製品の機能性と、美の追及
それはココ・シャネルその人だから生み出せたもの

彼女の人生、ポリシー、そして恋
同じ女性として、敬愛すべき人

彼女の数々の言葉にシビれる


さて、30歳になった時、私はどんな顔になっているのか

【商品の説明】
昨年から今年にかけて、3本の映画が世界中で公開され、日本国内でも、2つの舞台が公演されるなど、今、憧れのブランド「シャネル」の創始者ココ・シャネル (1883-1971)の伝説的な生き方が注目されています。
なぜ、死後40年経た今また、彼女の生き方がクローズアップされるのか。それは、史上もっとも魅力的な女性のひとりだから。
恋も、仕事も、ファッションも、美意識も、「男に媚びない、おもねない、妥協しない」という、かっこいい女の生き方を生涯貫いたシャネル。
女の自立を成し遂げた彼女の、先駆者的人生からうまれた60の名言は、現代を生きる女性の心を魅了してやまないばかりか、女を磨く珠玉のアドバイスにもなっています。
著者は映画プロデューサーであり、パリ映画代表の高野てるみ。
ココ・シャネルのエスプリを知り尽くした女性です。不幸を幸運に変える知恵、女性だからこその「気づき」の力など、ココ・シャネルのもつ魅力を彼女自身どのようにして培ってきたか。
映画人・高野てるみならではの視点で描いてゆきます。

内容(「BOOK」データベースより)
ファッション、恋、仕事、美意識。媚びない、おもねない、妥協しない。
女の自立を成し遂げた先駆者的生き方。




2012年08月04日

同じ月を見ている/土田 世紀

同じ月を見ている 全7巻セット

同じ月を見ている 全7巻セット


【感想】
■心をひらくと、人は汚れたものを投げ込んでくる

■この世の一秒一秒のできごとは、すべて取り返しの付かないことだらけよ。でも、生きるの。生き恥をさらしても


ドンちゃん以外の、登場人物すべてが人間くさい
そんな中で、ドンちゃんだけがずっと変わらず純粋無垢

改めて、自分を勘定に入れない生き方、見返りを求めない優しさを持つことの難しさについて、考えさせられる

ドンちゃんが自分の身近にいたら、常に自分の醜い部分と対峙する事になるのかな、と思うと、個性の強い他の登場人物達にも感情移入してしまう

良い作品
出会えて良かった漫画

【商品の説明】
ある夜、ひとりの少年が1本のペンを手に、少年院から脱走した。
その男の名は水代 元。
2年前のある忌わしい事件の犯人として捕まり、少年院に収容されていたのだ。
元は、幼い頃から絵を描くのが好きで、人の心の中に浮かんでいることを絵にできる不思議な少年であった。
十数年前、元は、近所に別荘を持っていたスティーブ・コールドマンに絵描きとしての才能を認められ、可愛がられていた。
そして静養のために別荘を訪れていたスティーブの娘・エミを紹介される。
初めて出会ったエミの前で、元は部屋の壁にいきなり絵を描き始める。
それはエミが最近ねだっていたブルテリアの絵であった。
喜んだエミは数年ぶりに笑顔を取り戻すのだった。
それから、元の幼なじみの鉄矢を含めた3人の付き合いが始まった。
そんなある年のエミの誕生日、エミは元にひとつ頼みごとをする。
それは、20歳になるまで、誕生日に自分の絵を描いてくれというものだった。
そう、2年もの時間を少年院で過ごしてきた元が脱走をしたのは、このエミとの約束を果たそうとしたからであった

出版社からのコメント
数えきれないほどの不幸を背負いながらも、全身全霊で真実の愛を貫き通す男・ドンが見せる、切ないほどたくましい青春像!!




みにくいあひる/谷村 志穂

みにくいあひる

みにくいあひる


【感想】
胸がひりひりとする

■この女友達は、余計なことは口にしない。そういうのを「賢い」と言うのである。郷里の新潟にいる母や妹も、同じように「賢く」生きている。なのに一体、どうして私だけが白羊の群れの中の黒羊になってしまったのか。いつも余計なことを言っては後悔するし、こうして公衆の場所にやって来ては、叱られる。年々、羊の体毛の黒さは強まっているように感じられる

■孤独を生きる人ほど、光の輪郭がくっきりしている。見つめられると、光が胸の奥の暗い海まで照らしてくる。抱かれもせぬうちに

■人生には方向があるのだと、私は思う。どこかに向かって確実に進んでいく人と、私のように流されながら進んでいく人がいる

郷里をはなれ、東京で暮らすヒロインたち
仕事で成功すれば野心的だと噂され、妻子ある男との恋に傷つき、健やかな体まで失っていく

「賢い女」って何だろうな、と思う
進んで周りの潤滑油になれる存在なのか
打算的な生き方ができることなのか
はたまた、自分の欲するものをちゃんと分かっていて、躊躇なく手に入れるべく、動けることなのか

【商品の説明】
出版社 / 著者からの内容紹介
東京で映画ライターをして暮らす志津と10歳年上の映画監督・竜司との出口の見えない不倫。
女たちの哀歓をヴィヴィッドに描く6篇

内容(「BOOK」データベースより)
故郷を離れバブルに沸く東京で、わたしは精一杯生きてきたはずだったのに…。
失った恋、母への愛憎―悔恨と愛惜の思いを込めて描く、六人の「わたし」の物語。




2012年08月05日

チョコレート革命/俵 万智

チョコレート革命

チョコレート革命


【感想】
死というは日用品の中にありコンビニで買う香典袋

抱かれることからはじまる一日は泳ぎ疲れた海に似ている

「泣くなよ」と言われて気づく今我が泣いているのは「わたし」のためと

「結婚することになったよ」「なったんじゃなくてすることに決めたんでしょう」

祈るとき人は必ず目を閉じて何もなかったように立ち去る

「愛は勝つ」と歌う青年 愛と愛が戦う時はどうなるだろう

ぎくりとしたり、
うっとりしたり

日本語の美しさや不可思議さを、卓越したセンスで紡ぎあげられた歌たち

短歌は、事実を記す日記ではなく、真実を届ける手紙

なのだそう

【商品の説明】
出版社/著者からの内容紹介
〈男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす〉28歳から34歳までの“人を想って揺れる心”から生まれた、新しい愛の形。
BSドラマ化や各紙誌絶賛で話題となった、新たな魅力溢れる第三歌集。

内容(「BOOK」データベースより)
愛と愛が戦うとき女性はどう変わるのだろう?「サラダ記念日」から10年―待望の第3歌集。